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2013/04 記事一覧
2013/04/26
Category : NEWS
先日、「100%LIFE」というライフスタイル系のウェブマガジンの取材で「下馬の家」にお伺いしてきました。
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2時間程度の取材でしたが、カメラマンのみならずライターさんも一緒になって写真を撮りまくっていました(笑)。
引渡から3年弱なので、まだまだ竣工時のままのような、きれいな状態でお住まいでした。(取材とのことで、かなりお掃除はがんばったそうですが。)

そんな中でもやはり変化はあるわけで、一つは素材の経年変化です。
外部のデッキ材や、土間モルタルは、それなりに色あせたり、汚れてきたりしています。
でもそれは、ごく自然な風化で、できてから過ごしてきた時間を感じさせてくれます。
また、施主さんが木工作業で間違えて付けちゃった傷だったり、夜な夜なバイクのパーツをいじっていた証拠だったりして、大事な思い出になります。

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室内の仕事場土間スペース。

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玄関ポーチ兼作業場のデッキスペース。

もう一つの変化は、住み手の工夫です。
竣工時は素っ気なかった既存の窓周りも、ちょっとしたアレンジで可愛らしい表情を見せていました。

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木の棚で緑や小物の飾り。

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こちらも木の板でキッチン正面に飾りスペースを。

こうして住まい手の生活や工夫が積み重なってライフスタイルができて行く。家はそれを受け止めてあげられれば良いなと感じました。家はつくるのも、こうして工夫して使い続けるのも、とっても楽しいことだと思います。
記事は1月以内にはUPされる様ですので、そちらも是非読んで頂いて、家つくってみたいなー、という若い人が増えるのを期待したいと思います。

最後はどうしても残った既存のスチールブレースに写真やメモをマグネットで貼付けている様子です。なぜかとっても気に入っています。 の
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2013/04/26
Category : NEWS
壁は塗装で仕上げたい?

みなさんがお住まいの部屋の壁はどんな仕上げになっていますか?おそらくほとんどのお宅が壁紙で仕上げられていることでしょう。壁紙はクロスとも呼ばれていて、施工が容易で安価なため採用されることの多い建材ですが、私たちの設計では違います。壁紙よりも塗料を塗って仕上げることの方が多いのです。なぜだと思われますか?

素材はどんなものでも経年変化をしていきます。壁紙は、新築時が一番綺麗な状態で時間が経てば汚れ、剥がれも出てきます。そしてある時期がやってきて張り替えなければならなくなります。張り替えれば、それまでの経年変化を無かったことにして綺麗な状態にリセットできます。新築時とそっくりに。でも、、、私たちはこのリセットされてしまうことに違和感を感じてしまうのです。それまで積み重ねてきた時間を簡単に失ってしまうよう気がしていやなのです。

その点、壁に塗料を塗って仕上げる場合は違います。塗り替えの際には下地を残したまま塗料を重ねるので、綺麗に生まれ変わると同時に経年変化した過去の素材感も一緒に残すことができます。重ねれば重ねるほど時間も積み重なって行くことになり、物質としての在り方が素直だなあと感じます。堆積物がつくる地層のような状態でしょうか。経済効率を優先する壁紙ではつくることの出来ない奥行きのある質感を育てていくことができると考えています。

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上の写真は、私たちの事務所にあるコンクリートでつくられた複雑なかたちの柱と梁です。複雑なかたちを壁紙で仕上げるのは難しいので塗装仕上げです。

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上の写真では、コンクリートとモルタルのワイルドな質感を残しました。他の仕上げ方として壁紙も塗装もしないで下地のまま残すという方法もあります。壁紙ですと貼り分けることが難しいのですが、塗装であれば容易です。

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またリノベーションでは、古い壁紙をはがしてから塗装する場合がありますが、下地の処理に大変手間が掛かることになります。一度壁紙を張ってしまうとその上に塗装を重ねることが難しいです。上の写真のように古くなった壁紙は剥がす他ないでしょう。(ここまで劣化すると廃墟マニアにはたまらないかも?)

そんなわけで、壁は塗装で仕上げることが多いです。

2013/04/22
Category : NEWS
空間の中や外に緑があると癒されますよね!
週末に自宅で育てている「フィカス・ウンベラータ」の取り木をしたので記事にしてみました。



「フィカス・ウンベラータ」はゴムの木の一つで、育てやすく葉っぱの形や枝振りも感じが良いので人気のある観葉植物です。
写真手前のウンベラータは10年前くらいに花屋さんで一目惚れして購入したものですが、毎年取り木をして子供達を増やしてきたお母さん的ウンベラータで、子供だけでなく孫もたくさんいます。正確には数えていませんがこのウンベラータから繁殖した鉢は15〜20鉢くらいあるのではないでしょうか?立派に育った鉢は、お施主さんにプレゼントする事もあります。
そんな感じで毎年暖かくなる4月〜6月くらいまでに取り木をして数を増やすもの植物を育てる楽しみになっています。

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今回取り木したウンベラータはお母さんではなく、その子供のウンベラータです。もうすでに親と同じくらいの大きさになってきましたが、枝が少し長くなって来た部分の途中(丸で囲んだ付近)で取り木をします。

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取り木に必要な材料はそれほど多くありません。
上から、
1:水苔
2:チャック付きのポリ袋
3:セロテープ
4:カッターナイフ
です。すべて近くの100円ショップで入手可能なものです。水苔がなければ近くにお花屋さんなどでも入手できると思います。

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まず、取り木をしたい場所の皮に2箇所カッターで切り目を入れます。間隔は大体3cmくらい。
ゴムの木なのでベタベタした樹液がたくさん出て来ます。
※あまり深くカッターの刃を入れすぎると折れてしまうので注意。皮の内側には堅くて白い幹があるのでそこまでカッターをいれないように。

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カッターを入れた部分の皮を取ってしまいます。

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チャック付きのポリ袋の上下半分くらいまで切り込み入れます。
今回使ったのは170mm*120mmの物です。

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皮を剥いた枝にポリ袋をセロテープで写真のように取り付けます。水苔を先に巻き付けるやり方もありますが、自分は袋を先に付けてしまいます。

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水苔に水を染みこませ、水がたれない程度に絞ります。

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水分を含んだ水苔を少しずつポリ袋の中の幹に巻いていきます。

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チャックを閉めて完成!これから1〜2ヶ月後、水苔に根が絡まってきたら成功です!
根の様子は透明のポリ袋越しに観察できますが、途中霧吹きで水苔に水分を補給するので自分はこのチャック付きポリ袋を使っています。

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取り木をした箇所にしっかり根が生えてきたらはさみで切り取り、水苔ごと新しい鉢に植えかえます。
新しい鉢が出来る喜びもありますが、取り木をして切断した部分から、また新しい幹が出て来ます!

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写真は以前取り木をして切断した場所ですが、切り取ったすぐしたから幹が分かれていっているのが分かると思います。
これも楽しみの一つで、盆栽?とまではいきませんが、選定して枝振りを整える、自分でイメージしてバランスを整えて行ける面白さもあります。

皆さんのお宅でも伸びきってしまっり、バランスの悪くなった観葉植物があれば是非取り木をして増やしてみてください!

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写真は、近所で建売住宅の開発の為、無残にも切られてしまった木です・・・立派な木で通勤途中の癒しの一つだったので残念でしたが、先日から切られた部分の下から新しい目が生え始めました!きっと何十年も掛けて立派な木の姿を取り戻してくれると思います!


2013/04/14
Category : NEWS
先日、設計させていただいた「新宿の家」のご家族よりありがたいことにホームパーティーのお誘いがありまして、ファロのみんなで参加してきました。

こちらの住宅には、開放的なキッチンのある「ダイニング」、小上がりと壁面本棚で遊ぶ「プレイルーム」、それから、ソファでくつろぐ「リビング」を設けています。それぞれの部屋同士は壁で区切らず、部屋同士がゆるやかにつながっていて、隣の気配を感じることのできるひとつづきの空間となっています。

設計期間中は、施主さんと一緒にパーティーでの使い方も思い描きながら進めていましたので、実際に体験できるこの日をとても楽しみにしていました。パーティーのように大勢が集えば、あちこちの場所にいろんな人だまりが出来て、そこを友人達が行ったり来たり自由に動き回る、そんなシーンを思い描いていました。
さて実際はどのようだったかと言いますと。。

子供たちはあっち行ったりこっち行ったり、いろんな大人とお話ししてとっても楽しそうでした!大人たちはというと、子供たちに比べてひとつの場所で話し込むことが多くあまり動きはありませんでしたが、それはその場所が心地よいということのあかしでもあります。住宅として日常生活が快適なのはもちろんのことですが、パーティー等の非日常時でもより快適に、より楽しめるような建築をこれからもデザインしていきたいですね。

ダイニングにて
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プレイルームにて
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リビングにて
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しかし実を言うと、私自身はゆっくりパーティーを楽しむことは難しかったのです。というのも、住宅の使われ方が気になって半分仕事モードだったから。もし次回があるのなら今度はもっとのんびりしたいです。(ずうずうしくてすいません、、)パーティー好きの住宅、また設計したいと思っていますので、そんな施主さんいらしたらぜひお話しさせてください。



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2013/04/08
Category : NEWS
先日「新宿の家」でのホームパーティーにお伺いする前に葉山の森戸神社にお参りしてきました。こちらの境内の水天宮には「子宝石」がまつられており、子供が欲しい夫婦が丸い石を持ち帰り、無事生まれたら名前を書いて奉納するというお社です。
3年程前に石をお預かりしておりまして、昨年待望の第一子を授かって、やっとお礼参りに行けました。

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左右に見える大きなまんまるの石が「子宝の石」です。お預かりするのは左手の小さな石。
このまんまるの石は、ここから少し南に下った秋谷で採れるノジュールというもので、石灰質が化石や砂粒を核として長い時間をかけて球状に固まったものだそうです。
昔お邪魔した秋谷のお家で、ソフトボールくらいの丸い石が半分に割れていて中にきれいな貝の化石が埋まっているのを見せて頂いたことがあります。そのときは「へー」と感心したくらいでしたが、実はそれが「子産石」と呼ばれるものでした。

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何千万年前の生命の痕跡が核となったできた丸い石。そう考えると不思議なパワーを感じます。
第二子がいつになるかはまだ分かりませんが、自然の不思議な力にあやかろうとまた一つ石をお預かりしてきました。

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森戸神社は相模湾に突き出た岬の突端にあり、天気がよいと江ノ島越しに富士山がよくみえる気持ちのよい場所です。暖かくなってきましたのでお子さんの欲しいご夫婦にはぜひ散策におすすめしたい場所です。 の
2013/04/01
Category : NEWS
先週から見頃を迎えた桜ですが、突然寒くなったり、雨がふったり風が強かったりと外でお花見をするには少し厳しい天気が続きましたが皆様満喫されましたでしょうか?

今日はお勧めお花見スポットをご紹介します。
といっても、外でワイワイというお花見ではなく、室内で一人か二人でひっそりと・・・
そして、お酒なし・・・(甘い物有り)


「そんなのお花見ではない!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
美味しい珈琲を頂ける「蔦珈琲店」は、お酒が飲めない私にとって、ぼーっと珈琲を飲みながらお花見ができるすごく好きな空間です。

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場所は、青山通りから青山学院の脇を少し入ったところで、知らなければあまり行かない場所ですが、建物は建築家山田守氏の自邸です。
現在は築50年くらいになり、本来の住宅としての機能ではなく、もともとピロティーだった1F部分に喫茶店、2Fをギャラリーとして活用されています。

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庭いじりの好きだったという山田守さんが作った庭は喫茶店のソファー席から緩やかな地形の変化があり、この時期には、「桜」だけでなく、「春もみじ」が同時に観賞できる贅沢な庭なのです。
窓際にある背の低いソファーに座ると外の地形と植物がほどよく包み込んでくれる感じで、道路からの少し閉鎖的に見える印象からは正反対に、すごく開放的な店内です。

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都内ですと狭い土地からどうしても庭をつくる事が難しいですが、ここに座ると、ただ広いリビングよりほどよい庭と小さなリビングという関係が非常に心地よく感じます。

普段の設計では図面やイメージ写真での打ち合わせがほとんどですが、お施主様といっしょに好きな場所巡りをしてイメージを共有するような機会も作りたいなーと思います!