日中はまだ寒さを感じるほどではありませんが、朝夕はだいぶ寒くなってきましたね。
今日はほとんどの家に普通に付いていて何となく使っているカーテンの話をしようと思います。

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お施主様と打合せをしていていつも後回しになりがちな部分の一つが窓につけるカーテンの話だったりしますが、生活をする上ではプライバシーや遮光も含め意外と重要な部分です。建築の竣工写真などで窓際がすっきり大きな開口部が強調されている写真などもありますが、よくみるとカーテンレールやブラインドなど生活時は付いているものがなかったりします。当然建築写真は空間の質や特徴を説明するものなのでインテリアの小物がごちゃごちゃ入っている必要はないのですが、住む人にとっては非常に重要な要素で実際付けてみるとせっかくこだわったきれいな開口部がカーテンを付けた瞬間に普通の窓にしか見えない・・・という事は良くあります。選択肢としてはカーテン以外にもブラインドやロールスクリーンなどプライバシーや遮光を目的としたものはたくさんあるのですが、例えばカーテンの為に付けるカーテンレールが気になったり、ブラインドやロールスクリーンの為の機構もあまりすっきりした物ではなく、それらを隠すためにカーテンボックスを付けたりして余計大げさな収まりになったりします。

そんな悩ましい開口部のアイテムですが、ここで自分が実験的に試してみたカーテンの収まりを紹介します。

収まりといっていもそんなにたいした物ではないのですが、自分が気にしたポイントは、

1:カーテンが開いている時に、レールなどカーテンを付ける為のパーツが目立たない。
2:閉めたときにはフラットになりなるべく壁と一体化させたい。
3:ホームセンターなどで材料が手に入り、自分で施工できる。
などです。

これらを意識しながら試してみたのが、ホームセンターで売っている3mm位のワイヤーです。壁と壁に間にピーンと張ったワイヤーを付けるだけ。今回の場合は壁がコンクリートだったのでコンクリート用のアンカーで止めていますが、壁側にしっかり固定出来る下地があれば簡単に取り付ける事ができ、長さの調整可能なフックを付けることでワイヤーの張り具合も調整できます。

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細いワイヤーなのでカーテンレールに比べればすっきりしました。
次の問題はどのようにカーテンを付けるかです。一般的なカーテンレールであればレールにリングがついていてカーテン側のフックを引っかけるという方法をとりますが、ワイヤーだけなのでリングはありません。木製の洗濯ばさみなどで布を引っかける方法もありますが、洗濯ばさみがいかにも止めてますよ!という感じもいまいちなので、すごく単純に考え布を布団を干す要領で掛けるだけという方法を採用しました。選択した布は一般にカーテンメーカーで扱っている薄手のシンプルなレース生地で、日暮里の問屋さんで幅は製品そのものの幅3m、長さはワイヤーから床までの長さを2倍して50cmくらい余裕もみて購入しました。

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掛けてみて思いましたが、一枚では透けすぎてしまうレースが微妙な隙間をもって2重構造のようになることで、光の拡散具合が一枚の時よりも柔らかくいい感じになりました。

一般的には冬、窓ガラスからの冷気を防ぐ為に厚手のカーテンを付けたりしますが、これがかえって結露の原因になったもします。
効果はどのくらいあるかわかりませんが、レース自体は通気性がいいのでこの2重構造が結露にも効果があればなおいいなと思っております。

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ちなみにいつもは窓の前に育てている植物達をたくさん置いているので、これがカーテン代わりになり、以外とカーテンがなくてもいいかな?とも思っております。こちらもベランダの植物と室内の植物の2重構造になってます。

これからも、少しつづ実際試して見たディテールなどの紹介もしていければと思います。