2013年9月1日。関東大震災からちょうど90年が経ちました。
TVでも地震や防災に関する特番が放送され、各地で防災訓練が行われる時期です。

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我が家でも東日本大震災後に用意した非常食や避難袋の中身を再確認しています。

今までは1階に置いていましたが、市のハザードマップは当てにできない。今後くる可能性のある大地震を想定すると、浸水の可能性もある。2階に置いておこう。

とか、そも液状化の可能性も無いとは言えない。家にいられない事も考えて避難袋の中身ももっと充実させなければだめだ。

さらには、そもそも防波堤が低すぎる。今度議員さんに会うから意見を言っておこう。と、にわかに防災意識の高まりを見せています。

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住宅の設計をしている立場からすると、住人の命を守るのは大前提ですから、地震や火事に強い住宅をつくります。地震が起きても倒れない、火事が起きても延焼しない、ただしそれは避難する事を前提に考えられています。なので地震や火事があっても家の中にじっとしていればやり過ごせ、その後も住み続けられる、というものではないのです。

さらに最近では、今までに無い豪雨や竜巻の被害も拡大しています。地盤が液状化したり、地滑りを起こしたり、窓ガラスが割れて突風が室内にまで吹き込んだりする事は建物だけの設計の中では想定外、という事になりかねません。

安心に暮らすためには、自分が住んでいる場所がどういう土地柄なのか、地域のコミュニティーでどういう防災計画がつくられているのか、それらを知った上で、いざという時に自分はどういう行動をとるのか、考えておく事が大事だと思います。
防災グッズも家の強度も大切ですが、心がまえをしておく事が一番で最大の防災かなと思います。

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ファロ・デザインが入るエチソウビルは関東大震災後に建てられたコンクリートの建物です。震災に負けない、という願いがこめられたビルです。この気持ちを受け継ぐべく、今後も安心して住める住宅を設計して行こうと思います。