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January 24, 2005
ホワイト
ただいま竣工にむけ工事中。
清潔感のある白を基調としたデザインの住宅です。先日足場が外されました。
外壁は汚れを考慮しグレーのサイディングとしたのですが色調がかなり明るいので周辺と比べるとずいぶんと白く見えます。周辺の建物のなかでも白い建物は珍しく、静かに存在感を主張。これがなかなか美しい!それから室内の壁仕上げは建主の要望もあり壁紙としました。通常は壁紙ではなく、左官や塗装などを仕上げにすることが多い(壁紙の安っぽい質感が好きになれず、物質感のある素材を好みます。)のですが、今回は壁紙のなかでも質感の上品なもの(テクスチャのあるマットなもの)を選びました。色は「白」です。ちょっとした挑戦でした。できあがってみると「白」の抽象性と壁紙のうすさは相性がよく、心地よさを感じます。物質感のある空間とは違った新鮮な印象です。好きになれなかった壁紙ですが、ちゃんと選べば壁紙もいいかんじです。
投稿者 faro : January 24, 2005
January 15, 2005
清潔で照明の明るいところ
ヘミングウェイの短編集にあった、「清潔で照明の明るいところ」
妙に写実的で情景が頭にこびりついている。
今日連れて行っていただいたバーは、まさにそんな感じ。
ビジュアルてきには0kだけど、会話に疲れてしまった。
こういうお店に、一人で行けるようになってみたいと
思う年代にさしかかってきてるのかな?
投稿者 faro : January 15, 2005
January 11, 2005
ままごとプロジェクト
1月8日、麻布十番の見晴荘にて「ままごとプロジェクト」が開催されました。
その内容は、
「庭にこたつを出してご飯を食べたり、遊んだり・・・」
その趣旨は、
「暮らしのいちぶをお庭に持ち出してみたら、どうなんだろう。
空の下に日常の居住空間をつくって遊ぼう、お庭を楽しく使ってみよう。」
と、なんとも楽しげな企画です。
最初は不自然な環境と寒さに気がいってしまい変な感じだったのですが、
鍋を食べたり会話をしているうちに不思議な心地良さを味わうことが出来きました。
最後は危うくこたつで居眠りしてしまうところでした。
この企画は見晴荘のお二人(アオノ氏、モチヅキ氏)によるもので
今後も年3、4回を目標に続けられるそうです。(詳細はそのつど変更有り。)
今後も楽しみです。
投稿者 faro : January 11, 2005
January 05, 2005
祖父の本棚
あけましておめでとうございます。
事務所は今日から仕事初めです。本年もよろしくお願いします。
年始は父の実家のある鎌倉へ行って来ました。雪の翌日の鎌倉は空気が澄んでいて最高の夕焼けを見る事が出来ました。また、時間を持て余して家の中をブラブラしていると祖母の部屋に20年前に無くなった祖父の蔵書が幾つか保管されているのを発見し3冊お借りすることにしました。
■ 「荻窪風土記」 井伏鱒二 新潮社
荻窪の仕事があり、ネットで町について調べているときから読みたいと思っていた本。文庫でも出ているようなので何度か本屋で探したものの見つけられなかったのですが、意外な所で発見。
■ 「カワハギの肝」 杉浦明平 六興出版
愛知県渥美半島に生きた小説家、杉浦明平の味の随筆集。以前、目黒のCOWBOOKSで手にとったものの購入しなかった本。嬉しい再会。
■「山口武秀著作集ー大衆運動の原点」山口武秀 三一書房
祖父の叔父にあたり茨城で農民運動をしていた山口武秀の著作集。祖父は彼から多大な影響を受け戦中は運動の手伝いをしていました。僕の遠戚にあたる建築家D氏は彼の事を良く調べているのですが、僕は不勉強で具体的な活動は殆ど知らないのでこの機会に勉強してみようと思っています。山口さんは狩猟(鳥撃ち)もするらしく、そのあたりの随筆も面白そう。
投稿者 faro : January 05, 2005
January 03, 2005
札幌の家
所在地 北海道札幌市
用途 賃貸住宅
種別 内装・什器
施工延床 68.58㎡(20.77坪)
施工 北ガス建設
竣工 2005.01
東京のオーナーさんが賃貸用として購入した築30年のマンションをリフォーム。
「暮らしにこだわる独身女性」をターゲットに、シンプルで清潔感のあるワンルームに変更した。料理・趣味・仕事など使い方を限定しないゆったりとしたキッチンカウンターは女性の為のワークスペースとなっている。
投稿者 faro : January 03, 2005